昭和64年(すぐに平成に改元)から始めた山手線一周走は今年で26年目になる。始めたきっかけは東京での優勝を目指し、先ずは山手線制覇から始めようというような単純な発想であった。前小島コーチからキャプテンを引き継いだ現安井コーチがキャプテンとなり、より高い目標を掲げて、スタートした最初の行事であった。当時の池袋の元日は百貨店も全て休みで、営業している店も一軒もなく、人通りもほとんどなかった。生徒の荷物用に自家用車をキンカ堂前に置き、地図を片手に手探りで、約40kmを皆で回った。途中車が移動されていないかを心配したが、ゴール時に無事そのままあって安心した。
26年後の今年、元日から百貨店は初売りで賑わい、サンシャイン通りは人でごった返している。大勢の保護者の皆さんがサポートの車や、飲み物等の差し入れもして頂いて、盛大な一大イベントになった。隔世の感があるが、皆さんのご協力に心から感謝を申し上げたい。
監督:芳賀義信